代表的な用途
・掘削機スタビライザー
・高温化用ロール
・バルブボール/シート
・加工用ロール
・廃棄物焼却炉ボイラー部品
・石油精製加工工場
・石炭や鉱石の破砕用ハンマー
・サンドバルブ
・油圧シリンダーロッド
レーザークラッドの工程は、非常に緻密に金属結合した純度の高い皮膜で、実質的には純粋な皮膜を施す方法が使われています。金属部材の耐食・耐摩耗・耐衝撃性能を高めるために使用することができます。場合によっては、これら3つの特性が向上します。
レーザクラッドは、正確に焦点を合わせた高出力のレーザービームを利用して厳しく制御された溶融池をつくり、その中にパウダーを投入します。パウダーを不活性シールドガスの流れで運び、レーザービームを通して同軸方向に吹きます。
精度の高いレーザービームの性質により、最小限の溶融(5%未満)で非常に緻密なクラッディング(金属表面にほかの金属をかぶせること)と完ぺきな金属結合が可能になります。さまざまな皮膜が作成可能で、それぞれの部品に伴う不良メカニズムを除去するように皮膜の構成を設計することができます。
このあたらしいメタライゼーションMET-CLADレーザークラッド装置は、スタンドアローン(ほかの機器に依存しない単独で動作する)型の製品で、レーザークラッドの皮膜を施すのに使われます。制御盤ボックスは、繰り返しのきくクラッディング用にレーザーシールドガスとパウダー送りガスの質量流量制御を提供しています。レーザーもクラッディングボックス内に収められて制御ができるようになっています。クラッディングの工程のすべては、タッチスクリーンのパネルを通して制御されます。操作者とのインターフェイスは親しみのあえうwindowsのインターフェイスで操作されます。
この制御盤ボックスより、レーザー・冷却装置・ガス・パウダー送りやレーザーヘッドや(ロボットおよび、ターンテーブル・旋盤などの)外部の自動操作とのインターフェイスの制御をすべてひとつのタッチスクリーンから行うことができます。
標準として、制御盤には作り付けの3kW,19インチのラックマウント式のダイオードレーザーがあります。3kWは小型のサイズとして選ばれていて、広範囲のクラッディングの用途に扱いやすいのが特徴と一般的に考えられています。さらに大きい容量のレーザーを組み込むことも可能です。
標準のレーザークラッドのヘッドは同軸性の円錐状のヘッド装置で、卓越した制度と効率性を提供します。クラッディングの工程がが行われている時、レーザーの中心を見下ろして溶融池を映し出すオプションのカメラをつけることが可能です。
材料 | 代表的な硬さ (Hv) |
吐出量 g/m |
溶射面積 kg/㎡/mm |
---|---|---|---|
WCNiCrB | Matrix = 500-600 Carbide 200-2500 |
70 | 13 |
Cobalt6 (Similar to Stellite6) |
550 | 35 | 9 |
NiCrMo (Similar to Inconel625) |
300 | 40 | 9 |
FeCrB | 900-1100 | 50 | 9 |