メタライゼ-ション社のシステムが、ブルジュ・アル・アラブ・ホテルの将来を保護
金属溶射あるいはサ-マル溶射と呼ばれる技術は、殆どの場合厳しい環境内の幅広い製品の寿命を大きく伸ばし保護するが、その長命には皮膜が致命的に重要である。
溶射は、防食と肉盛り市場で幅広い範囲で実施されている。
メタライゼ-ションの名前は、1922年より表面皮膜の同義語となっている。 メタライゼ-ション社は、会社創立の初めから鉄鋼構造物の腐食問題に答を備えている会社として、高く尊敬される第一人者として成功し次々の世代によって、表面皮膜の技術における熟達者としてみなされる現在の位置を得た。
メタライゼ-ション社は、訓練された積極的な販売代理店により、アメリカから中近東諸国、極東アジアとオ-ストラリアまで世界中に数多くの様々な顧客を持っている。
このメタライゼ-ション社のお客さん全ての公約数は、機器、構造物、船舶、パイプラインおよび貯蔵タンクの保護と長命への表面皮膜技術を備えていることである。
そのようなお客の1つが、アラブ首長国連邦のドバイを拠点とするAnti Corrosion Protective Systems (APS)社であり、この会社は、ドバイにある世界で有名なブルジュ・アル・アラブ・ホテルの防食を含む各種の計画を通して、過去10年間メタライゼ-ション社のア-ク溶射ガン機器を使用している。(訳注. 7つ星を冠されるホテルは、世界で超豪華ホテルのブルジュ・アル・アラブ・ホテル【下の写真】のみ)
APS社は、1978年に設立され、中東とカスピ海地域、インド、パキスタン、西アジア、極東アジアと太平洋周辺地域を通じた建築、石油、ガス、発電と水力産業への専門的な皮膜業務を幅広い範囲で提供している。
APS社は、各種範囲の会社と産業界にわたる溶射計画で広い経験を有しており、それら計画の内には以下を含む。
ブルジュ・アル・アラブ・ホテル(Burj Al Arab Hotel)
ホテルの致命的な構造部品である鋼フレ-ムを腐食から守る溶射を行なうためジュメイラグル-プから契約を授与された後に、APS社は、ブルジュ・アル・アラブ・ホテルを保護するのに望ましいシステムとして、メタライゼ-ション社のア-ク溶射ガン機器を選んだ。
延べ6ヶ月の期間に合計で10,000㎡の鉄鋼加工物がア-ク溶射された。
溶射した品目には、ヘリコプタ-デッキのフレ-ム加工品、マストに架る屋根、6つの対角線支持すじかいがあり、それぞれが200トンを超える。
最初に表面が清浄度SA2.5にまでグリットブラストされ、それからメタライゼ-ションのア-ク溶射ガン140とア-ク溶射ガン700のシステムを使用してアルミニウムの皮膜厚さ150μmに溶射された。
このア-ク溶射ガン140のシステムは、リ-チが長くてフレキシブル駆動のシステムであるため、近接するのが困難な面の加工作業には素晴らしい柔軟性を提供した。
ア-ク溶射ガン700のシステムは、溶射量が大きいので、複雑でない面を可能な限り早く処理するため大きな表面を溶射するのに使用された。
それから、美観の理由でエポキシシ-ラと3コ-ト塗料システムが与えられ、ポリウレタン50μmのトップコ-トで仕上げられた。
このアルミニウム皮膜は、ブルジュ・アル・アラブ・ホテルが建っている荒々しい沿岸環境下で腐食に対して15年から20年間の保証を与えねばならない。(訳注. 海水からの高温で極めて多湿な雰囲気)
アラブ首長国連邦のメジャ-によるガス・オペレ-ション
外部の腐食に対する保護と同じくパイプと容器の内側表面にも溶射が適用されている。
湿度と酸素に暴露されているので、特に硫黄の“跳ね飛び域”においては内部の表面が腐食に進む。
精練所で硫黄を貯蔵し移すのに使用する硫黄ダンプドラムとパイプが、ア-ク溶射ガン140とア-ク溶射ガン700を使用して防食のために溶射された。
再び、SA2.5の清浄度に表面がブラストされて350μm厚さまでアルミニウムが溶射された。
それから合計表面積1,681㎡にわたり高温シリコンアルミニウムシ-ラ-でアルミニウムをシ-ルした。
この皮膜は内面なので目視出来ないから、塗料のトップコ-トは必用がなかった。
この計画は完成するのに2ヶ月を要した。
計画の一部としてコンデンサ-と他のドラム、容器とパイプ加工品も含む、各種の他構造物も溶射されている。
長期間の防食性能を与える金属溶射皮膜の有利さをもたらせるから、将来の計画に関しても、APS社とお客さんの間で話し合いが進行している。
内陸での用途と同様に沖合設備を溶射するため、APS社ではメタライゼ-ションの溶射機器を使用している。
オイルとガスの様々なプラットフォ-ム構造体が、アルミニウム溶射の適用からの恩恵に浴している。全ての内で多分最も激しい腐食性環境にあるのは、跳ね飛び域と呼ばれるプラットフォ-ムの面である。
この面では、湿気と酸素と塩化物(塩)水準が高いのに起因して鋼加工品が非常に高い水準の腐食攻撃を受ける。
この高度な腐食性の面に例外的に優れた防食性を得るため、局部的な跳ね飛び域に厚いアルミニウム皮膜を溶射で与えることが出来る。
北海のある特定の設備にあるプラットフォ-ム上で2,000㎡に及ぶ跳ね飛び域が清浄度仕様SA3にグリットブラストされて、それからメタライゼ-ションのア-ク溶射ガン140とア-ク溶射ガン700のシステムを使用して300μm厚さにまでアルミニウムが溶射された。
この皮膜は、ポリウレタン塗料350μmで仕上げ塗装された。
ASP社は、サウジアラビアの新しい石油化学工程の現場でメジャ-の計画を最近完了した。
三つの容器で合計面積3,000㎡がSA2.5にブラストされて、メタライゼ-ションのア-ク溶射ガン140とア-ク溶射ガン700のシステムを使用したアルミニウム溶射で275μmに皮膜して、高温シリコンアルミニウムのシ-ラ30μmが塗布された。
ア-ク溶射ガン140システムは、20メ-タ-のサプライパッケ-ジが付いており、近接するのに制限があり困難な面に使用された。
この計画では完成するのに2ヶ月要した。